成増塾について。
- 2024.01.10
- 塾・予備校情報
【はじめに】
成増塾(なりますじゅく)1996年スタート。知名度は高くありませんが、かなりの歴史と実績があり、他塾とは異なるユニークな方針がとられています。
都内5箇所、板橋区成増、新宿区高田馬場、世田谷区下高井戸、江戸川区西葛西、港区白金台で展開しています。高田馬場校を本校にしています。
【基本方針】
難関大学を目指す塾ですが「選抜テスト」をせず、鉄緑会やグノーブル等、難しい選抜テストで最初から学力の高い生徒ばかりを集めている塾とは一線を画しています。「最初からできる生徒ばかりをとるのではなく、塾に入ってから学力を高める」ことを基本方針にしています。
選抜テストをしない代わりに体験授業を受けてもらい「これならついていけそう」と思える生徒だけが受講します。
著名な教育評論家、おおたとしまさ氏の著書「ルポ 塾歴社会」(幻冬新書)の中では成増塾を「アンチ鉄緑」として位置付けています。
https://bookmeter.com/books/10240840?review_filter=netabare
「ルポ塾歴社会」の中で「エース講師」である門脇講師は「うちは鉄緑と違ってプロ講師が教えているので鉄緑みたいに沢山課題を出さないでも鉄緑に勝るとも劣らぬ学力を身につけさせることができる」と語っています。現に英語や数学などではかなり進度の速いクラスもあり「できる子は中3でも東大の問題をどんどん解いている」とのことです。
鉄緑の指定校になっていない学校の生徒や鉄緑の指定校だけど鉄緑の課題の多さに辟易している生徒にお勧めです。
【クラスの人数】
成増塾のサイトによるとひとクラスの生徒数は平均4名とのこと。ただ、人気講師のクラスは15名以上になる場合もあるとのことです。
【特徴】
成増塾では「プロの一流講師が直接授業を担当する」ことを売りにしており、大手予備校の人気講師に勝るとも劣らぬ待遇(一部の人気講師は年収2000万円超とのこと)を受ける講師が在籍しているようです。
成増塾でユニークなのは「授業のやり方は全て講師に一任されている」という点です。
「自分がやりたいように自由に授業をやらせてくれる」という点に魅力を感じる人が成増塾に応募してくるので、熱心な講師が多くなるようです。24時間メールやLINEで生徒からの質問を受け付けているのを売りにしています。
【デメリット】
成増塾は都内5ヶ所ありますが、校舎が古くてボロい所もあるようです(掃除は行き届いているようですが。。)大手予備校の立派な設備に慣れている生徒はがっかりするかも知れません。中でも下高井戸校などはかなり古いようです。下高井戸校からは東大や難関医学部に合格していますが、校舎のボロさは我慢しなければならないようです。
また「一流のプロ講師」をセールスポイントにしていますが講師のレベルはまちまちのようです。
体験授業を受けるだけならお金はかからないとの事なので実際に体験授業を受けて自分に合った講師かどうかを確かめる必要があります。
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