平岡塾

平岡塾

【概要】

渋谷に拠点をおく英語専門塾。「一生ものの英語力を身に着ける」がキャッチフレーズです。じゅうたんの床に座りテーブルで勉強する寺子屋スタイルが有名です。

サイトやパンフレットでは「東大合格8割」と謳っていますが電話で内訳を尋ねたら「合否調査をしていない」とのこと。結局「東大合格8割」という数字は全くのデタラメであることが分かりました。

ここでは「平岡塾に通っていて本当に大学受験に合格できるのか?」という疑問について説明してしていきましょう。

平岡塾に通う生徒からはよく次のような声を聞く。

【その1】「宿題の量が多すぎて、次の授業までに終わらない」

【その2】「英語ばかりやっていて、他科目の勉強が追いつかない」

【その3】「授業内容がハイレベルでついていけない、置いていかれる」

【その4】「渋谷に行くまで時間がかかりすぎる」

以下、それぞれ解説していく。

【その1】「宿題の量が多すぎて、次の授業までに終わらない」

平岡塾は「一生モノの英語力」を獲得することをモットーとしており、語学としての英語力を高めることを目標とする。

したがって、受験という枠に止まらず、「読む」「聞く」「書く」「話す」いう4技能を伸ばすために、毎週膨大な量の宿題が出る。

具体的には読解問題、独自文法プリントに加え、英作文や入試問題などである。

1週間に出される宿題の量が文法だけで20ページ以上に及び、さらに読解問題や英作文までこなさなければならないこともある。

これらの宿題を他の科目や学校等と両立するためには、平岡塾に入る段階で高い英語力と効率的な勉強が必要とされる。

平岡塾に通っていた生徒は「この膨大な宿題をこなしていく段階で英語力が研ぎ澄まれた」と言うが、他方で、この宿題の量についていけずに塾をやめてしまう人も多い。

【その2】「英語ばかりやっていて、他科目の勉強が追いつかない」

平岡塾は英語専門塾のため、数学や国語など受験に必要な他の科目を勉強することはできない。したがって、受験対策として他科目を独学、もしくはその他の予備校(SEG、鉄緑会、東進など)で勉強しなければならない。

だが平岡塾の宿題は膨大で、他の科目と両立できない人も多い。

平岡塾で英語を学びつつも他の教科の成績をあげるためには、平岡塾の宿題をできるだけ効率的にこなし、他の科目にまできちんと時間を割いて勉強する必要がある。

【その3】「授業内容がハイレベルでついていけない、置いていかれる」

平岡塾が授業で扱うトピックは、デカルトの哲学や経済学でのゲーム理論、ヒトゲノムなど難解なものばかりである。授業によっては大学受験の範囲を超えるような内容を扱うこともある。日本語でさえ難解な文章の単語や文法を完璧に理解することは当然非常に困難である。

大学受験に出ないようなレベルまで勉強することに意味があるのか?と疑問が生じる。

平岡塾によると、同塾は大学受験に受かることだけを目的とした塾ではなく、英語を通して「幸せに生き抜く力」を養成するために幅広い知識と教養を身につけることをモットーとしている。

そのため、授業方針が大学受験で点をとる最短の道ではない場合もあるのだという。また、一回の授業時間も4時間と長く、机ではなく床に座るという授業スタイルが合わない人もいる。

平岡の勉強スタイルが自身に合わない場合には望んだような成績UPは望めないであろう。

【その4】「渋谷に行くまでに時間がかかりすぎる」

平岡塾は渋谷駅から約10分程度の場所に位置している。

他の塾のように主要な駅に分校があるわけではないので、平岡塾に通うには必ず渋谷まで通う必要がある。中には通塾時間が1時間を超えるような人も珍しくない。

通学時間が長いことは受験期が近づき、勉強が忙しくなるほどネックになる。

なぜなら平岡塾の生徒は、英語以外の科目を他塾や家庭教師を並行して行う人が多いため、通塾時間が長いと、他塾や学校との予定を調節するのが困難になるからである。

そのような忙しい中での往復2時間の通塾は受験生に想像以上に負担になる。平岡塾で受験対策をしていく場合には、平岡塾の膨大な宿題と、他の科目をうまくバランスをとりながら勉強を進めるためのスケジュール管理能力が必須である。

平岡塾に通っていて思うように成績が上がらない場合には、長い通学時間をかけて渋谷まで通うメリットがあるかを今一度考える必要もある。

【その5】平岡塾で大学受験を突破できるのか

平岡塾は高いレベルの教材を用い、本質的な英語力を養成する授業を行なっている。(ただし、テキストに載せられいる英文は大変古い)平岡塾の厳しい授業を乗り越え、大学受験を突破した人もいる。他方で、平岡塾の独自の授業スタイルや無駄とも思える膨大な宿題をこなせず辞める生徒も多い。

平岡塾に通い、結果を出すには以下の3つの必要条件が必要である。

①平岡塾での膨大で高度な宿題を完璧にこなし、授業についていける

②英語以外の受験科目を独学や他塾(SEGや鉄緑会など)と両立してこなせる

③以上の①、②の条件をコントロールし、やりきることができる精神力と自律性がある

これらの条件を満たす生徒であれば、効果はそれなりにあがるであろう。

しかし、これらの条件を満たさないまま、なんとなく塾に通ったままでいると以下のような状況に陥ってしまう。

学校や他塾との両立ができなくなる

平岡塾の膨大な量の宿題をこなすのに時間を取られ、学校の宿題も消化できない。そして、学校の定期テストで赤点を取ってしまう。
鉄緑会やSEGにも通っているが、どちらも中途半端になってしまう。

他の科目の成績が落ちてしまう

平岡塾の予習や宿題に膨大な時間がかかってしまい、英語以外の科目の勉強時間が確保できない。
そして、他の科目でもいい成績が取れなくなってしまう。

負の循環に陥ってしまう

「平岡塾の授業が分からない予習・復習ができないそしてまた、授業が分からない」という負の循環に陥ってしまう。

以上のような状態に陥ってしまうと、勉強嫌いや、やる気の喪失につながりかねない。

「有名だから何となく平岡に通う」ということでは失敗する可能性が高い。

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